香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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 付近一帯が沢地形となっているため、雨が降ると水が集まり作業ができなくなる。このため、工事期間中は発電機を24時間体制で稼働させて、水中ポンプで水を排水した。燃料切れを起こすと水が溢れてしまうため、休みの期間も燃料を補給して対応した。 前庭保護工における水叩きの表面コテ仕上げは、コンクリート打設後に行うため夜間作業となる。このため、夜間照明(テラスター)をつけて作業を行うと効率が悪くなりがちである。普通は作業員(左官)がコテで平滑にならすものだが、本施工では丸いプロペラ状の機械(トロウェル)を回転させながら使用することにより迅速に効率よく作業ができた。 管理者への配慮。床固めの擁壁の勾配が急であるため、管理し易いように、階段をつけている。また、管理者が滑って落ちないよう流路側壁の天端に平張コンクリート(全幅1m)を設置し、ほうき仕上げによって、表面をざらつかせた。〈現場で苦労した点〉〈見てほしいポイント〉〈現場で使用した特筆すべき技術など〉代表建設工事The 70th anniversary commemorative book117

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