香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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 地形上、工事箇所上流域の降雨は必然的にダムへ集中するので、流路工の施工中の排水対策は不可欠となる。長時間の降雨時には、本堤上流部の排水と施工部直上の排水を、昼夜を問わず監視しながら実施。水害の回避を行った。 掘削による余剰土は、現場隣接の所有者の方々にご協力をいただき、工事隣接地に仮置きする事で、施工効率を上げて工期短縮を実現させた。また、本堤体工の型枠脱型において型枠材のメタルフォームを8枚(2列×4段)程度連結してラフタークレーンで地上へ移動する方法で工期の短縮を行った。 ダム上流の民間地へのアプローチは、左岸下流の擬木階段と自然地形を利用した里道となっている。どちらも利用者にやさしい緩やかな勾配で完成している。〈現場で苦労した点〉〈見てほしいポイント〉〈現場で使用した特筆すべき技術など〉代表建設工事The 70th anniversary commemorative book121

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