香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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協会70年のあゆみ 地震の影響はこれだけに留まらなかった。津波により、東京電力の福島第一原子力発電所1・2・3号機の原子炉が炉心溶融(メルトダウン)を起こし、大量の放射能が外部に放出した。この事故は、国際原子力事象評価尺度のレベル7(深刻な事故)に相当し、1986(昭和61)年に旧ソビエト連邦で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故以来、2例目である。なども相次ぎ、東北・関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。警察庁の発表では、2017年3月10日現在、死者15,893人、重軽傷者6,152人、警察に届出があった行方不明者2,553人である。日本国内で起きた自然災害で死者・行方不明者の合計が1万人を超えたのは戦後初めてであり、明治以降でも関東大震災、明治三陸地震に次ぐ被害規模であった。引用:四国新聞(共同通信社配信) 2011(平成23)年 3月12日付The 70th anniversary commemorative book159

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