香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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丁張りの設置手間が減り、また従来のオペレーターによる技術に左右されることなく敷き均しが出来たため工期短縮となった。<平成28年度松崎改良工事におけるICT活用工事>[施工者たちの感想]3次元データを使って、マシンコントロールブルドーザーでの盛土施工を実施。コントロールパネルの表示に従って、押土→後退→押土を繰り返し適正に整形。工程施工品質安全MCブルドーザーは簡単に操作ができた。ICT建設機械の普及が進めば、若い技術者も熟練者と変わらず施工ができ、現場が活気づくと感じた。3次元マシンコントロールにより、出来形精度が向上した。丁張り、敷き均し高さのレベル確認作業が無くなり、重機と作業員の接触による重機災害が無くなった。今後の展望34通常3名で数日を要する工程を、ドローンを使って2名で測量。所要時間はわずか1時間。一定の高度を飛行しながら基準点の位置毎に撮影。20分の飛行で120枚の画像を撮影した。12 今後は国土交通省だけでなく、自治体が発注する公共事業においてもICTへの動きが活発になると予想される。ICTの活用を積極的に進めることによって、企業の経営環境や労働環境を改善し、新3K「給料が良く、十分な休暇が取得でき、将来に希望が持てる」の実現を目指したい。給与休暇i-Constructionが目指すものこれからの 3Kは希望工事費用の削減分を給与に還元工事の効率が上がり休みが増える労働環境の改善が雇用の安定に繋がる進化する建設技術The 70th anniversary commemorative book171

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