香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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適用場所 「振動低減舗装」で     改善する沿道環境03進化する建設技術□ 都市部の道路および生活道路□ 交通振動により生活環境が著しく損なわれ、早急な改善が必要とされる道路□ ハンプ等の人口段差やすべり止め舗装として道路表面に設けられた微小な  段差により振動が発生する箇所<ロードサスペイブの特長>●アスファルト舗装の打かえ時に特殊制振シートを含む振動減 衰層を舗装内に設置するだけで道路交通振動を低減。●表基層の切削オーバーレイ工法のみで対応できるため 省資源・低コスト・工期短縮が図れる。ガラス繊維を基材とし改質ゴムアスファルトを両面に積層したもの【特殊制振シートの構造】砂粒ガラス繊維織布ゴムアスファルトフィルム 沿道住民の環境に対する意識の向上により、幹線道路などでは騒音とともに道路交通振動の低減が一層求められている。一般的な振動抑制対策として路盤や路床を強化する方法があるが、コストが高い、工期が長いなどの問題があった。 特殊制振シートを用いた新しい舗装工法(ロードサスペイブ)は、大規模な工事が必要なく、短期間で沿道の生活環境を改善することができる。また、交通振動の低減効果だけでなく、舗装のリフレクションクラック抑制効果も期待できる。〈一般的な舗装〉アスファルト安定処理路盤表 層基 層表 層特殊制振シート振動発生アスファルト安定処理路盤〈ロードサスペイブ〉振動吸収減 衰振動低減舗装を施工した県道三木寒川線完成写真香川県建設業協会 創立70周年記念誌174

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