香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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安冨 公治中村土木株式会社(平成2年3月入社) 土木部(45歳)中讃支部 高校の土木科に進学し、3年間学んだ中でものづくりへの興味が増していきました。進路指導の先生のアドバイスもあり、今の会社を選びました。いざ就職すると測量一つをとっても、全く違いましたね。高校の時は平地での基本的な作業しか教わりませんが、現場では傾斜のきついところや山の上など、さまざまな場所で測らなければなりません。最初はできないことばかりでしたが、上司や先輩に指導してもらいながら、一つ一つ学んでいきました。 工事の大小は関係なく、完了した時の達成感ですね。工程が遅れることも多く、残業や休日出勤もしましたが、納期に間に合ったときは、ホッとします。今まで何もなかったところに新しい道路や橋ができ、地図に残ります。成果が形になるのはとてもうれしいです。また、台風や地震などの災害では、被害に遭った場所を復旧するために緊急出動します。つくるだけではなく、地域を守る仕事であることに、誇りを感じています。 入社13年目に、豊島桟橋建設工事で共同企業体の一員として従事したことが印象に残っています。今までは陸上での作業でしたが、大きな現場でしかも初めての海上作業。普段では関わることのない現場での作業は、いい経験になりました。しんどかったのは、週末しか家に帰れなかったことですね。県内とはいえ交通手段は船になるので、平日は宿舎で寝泊まりしていました。他社の人と寝食を共にして、交流できたのは今でもいい思い出です。この仕事を始めたきっかけは何ですか。Q仕事でうれしかった点や苦労した点など、エピソードを教えてください。Q続けてこられた秘訣、今の仕事の魅力・誇りを持てることは何ですか。Q密着【現場監督】社員の一日に香川県建設業協会 創立70周年記念誌200

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