香川県建設業協会 創立70周年記念誌
204/274

齋藤 健二株式会社斉藤建設(平成19年4月入社) 土木部(33歳)西讃支部 父が建設業界にいたこともあり、幼いころから重機に触れ、興味を持ちました。当時は現場を見ていただけでしたが、成長するにつれ、地域に密着し地元を第一に考え、町のために尽力する父の背中を見て、私も父みたいになりたいと思いました。入社したころは、道具の名前を覚えるのにも苦労しました。仕事が終わり、家に帰るころには疲れ果て、すぐに寝ていたことを今では懐かしく思います。私が幼いころにかわいがってくれた先輩が今も会社に残っていて、私を育ててくれています。 「仕事を楽しむ」ことを常に意識しています。毎日考え工夫し、より良い現場にして、お客さまに喜ばれることで、モチベーションも上がります。そして、日々の反省点が次へのステップにつながる点は、この仕事の魅力だと思います。私たちが造り上げたものが、地域の皆さまの生活を支えているということに誇りを持って、業務に取り組んでいます。 同じ工事でも全く同じ現場はありません。内容が同じでも、作業条件や現場特性などの違いを考慮して施工方法を考えて、段取りしなければなりません。宮尾高瀬線の道路工事がそうでした。同じような工事は他でも経験していましたが、その現場は地滑りするので、長時間の掘削はできません。その時は経験者がいたので聞きながら作業を進めることができましたが、その人がいなければ、大きなロスになっていたかもしれません。この仕事を始めたきっかけは何ですか。Q仕事でうれしかった点や苦労した点など、エピソードを教えてください。Q続けてこられた秘訣、今の仕事の魅力・誇りを持てることは何ですか。Q密着【現場監督】社員の一日に香川県建設業協会 創立70周年記念誌202

元のページ  ../index.html#204

このブックを見る