香川県建設業協会 創立70周年記念誌
223/274

たが、自分に合っていたのだと思います。デスクワーク中心だろうと思っていたらまさか現場に配属されるとは…でも今やすっかり、現場だけでなくお客さまや近隣のこと、官公庁などを常に意識して現場をまとめていく責任の重さを実感する毎日です。橋本:私は父が建設業で、自分で何でも直してしまうのがかっこよくて子供心に憧れていました。男ばかりの世界に飛び込んで戸惑いや悩みも多かったとき、良き相談相手として時に支え、時に笑い飛ばして背中を押してくれたと思います。和田:私も祖父が大工でしたから、職人さんと過ごすことも多く、建設業にはなじみがありました。決定的だったのは大学時代に参加した現場見学ツアー。結婚式場や本屋などいろんな建物の、普段は見ることのできない仮囲いの中を見せてもらって、その面白さにひかれました。今口:私はもともと看護師を目指していたんです。でもちょうど就職氷河期にぶつかり、学校では土木科を専攻していたこともあって、地元で手堅く就職できることを優先してこの業界へ。気がつけばもう17年になりますね(笑)。入社3年目で代理人になり、「この仕事をやれる」と手応えをつかんだのは5年目を迎えたころでした。「男の世界」で パワフルに花咲く!今回、現場の最前線で活躍する女性社員4人を迎えて建設業の魅力についてそれぞれの目線からアツく語り合いました。片岡 賢美 さん(株)合田工務店建築部サービスエンジニアリング課和田 奈緒美 さん(株)合田工務店建築部建築課座談会The 70th anniversary commemorative book221

元のページ  ../index.html#223

このブックを見る